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母のクモ膜下出血 3(手術)

クモ膜下出血について


4月24日

前日の手術が中断になって、この日は丸一日ただ『待つ』だけの日でした。
結局夕方まで待つことになり、血管よりカテーテルを挿入する術式は出来ないとの回答

開頭手術による破裂した動脈瘤の手術となることになりました。

但し前にも書いた様に、解離性脳動脈瘤の場合は非常に治療が難しく
最悪の場合血管を切断しバイパスすることになる。
バイパス手術の間、血管を一旦止める事になるのでそれによる麻痺などが発生する可能性もあるとのこと


手術はさらに翌日へ延期となりました。

この間も母は自発呼吸出来る程度の麻酔が効いている状態です
とにかく手術まで再破裂しないように願うばかりでした。

※再出血は脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血の約20%に起こり、特に発症後24時間以内が最も多い






4月25日

予定通り手術は行われました。
2箇所ある動脈瘤を一度の手術では処置できない(開頭箇所が違う)ことから
破裂している可能性が高い箇所(解離性脳動脈瘤の恐れ)を手術です。

幸いなことに手術まで再破裂は発生しませんでした
6~8時間程掛かる長い手術です、祈るような気持ちで手術室へ送り出します

手術の間もスマホを使って調べまくります
手術の内容や、術後の合併症など


この日の夕方、無事に手術が終了。手術時間も7時間程掛かりました

心配された解離性動脈瘤も通常の風船状の動脈瘤で、破裂した形跡もあったそう
無事に破裂した箇所へクリップを挟む処置が出来たそうです。
現時点で出来るベストの処置です

これで一安心


しかし無事に手術が終了しても、色んな合併症があります

脳血管攣縮
血腫の影響で脳の動脈が縮んでしまい、最悪の場合その動脈支配領域の血流が途絶える状態。
発症後4日から14日の間に発現する。脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血の3〜4割で起こり、
さらにその3〜4割は生命予後が不良となる。


正常圧水頭症
脳脊髄は、頭蓋骨で囲まれていますが、骨との間には脳脊髄液があって脳脊髄を保護しています。
脳脊髄液は側脳室の脈絡叢で産生され、側脳室、第三脳室、第四脳室から脳表のくも膜下腔に入り、
頭頂部のくも膜下腔のくも膜顆粒で静脈に吸収されます。脳脊髄液は1日に3回、入れ替わり、
総量で150 mlも産生されるといわれます。水頭症(hydrocephalus)とは、脳脊髄液が過剰に作られたり、
吸収され難くなったり、あるいはその循環経路のどこかで髄液の流れが悪くなったりして、脳室が拡大
する病気です。

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